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早稲田大学 理工学術院 基幹理工学研究科・基幹理工学部


早稲田大学 理工学術院 基幹理工学研究科・基幹理工学部

〒169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1

研究内容

固体では、温度変化による状態変化や組成変化による相変化等により対称性の破れた状態が出現する。小山・平田研究室では、これら対称性の破れた状態に興味を持ち、物性測定や回折結晶学的な実験的手法および群の既約表現論の基づく理論的な取り扱いを通して、その詳細を明らかにしている。さらに得られた結果を基に、固体における新たな物性、物理現象、および状態の探査も行っている。現在行っている研究テーマは以下の通りである。



  • 強相関電子系物質における軌道整列状態

電子間の多体効果が無視できない強相関電子系では、電子の電荷、軌道、およびスピン自由度が組み合わさった興味深い電子状態が出現する。これら状態の中で、現在我々は、単純ペロブスカイトMn酸化物でのeg電子のC型軌道整列状態を対象にして研究を行っている。その結果、大きな時定数を有する緩和現象やヤーンテラー・ポーラロンの無秩序状態の存在を明らかにしている。




  • マルチフェロイクス物質での強誘電および反強誘電状態

強誘電性等の複数の強的特性を示すマルチフェロイクス物質の中で、空間反転および時間反転の対称性が同時に破れた状態に興味を持ち、その特徴を調べている。具体的な研究テーマは、六方晶系YbMnO3の強誘電状態に現れる位相渦構造やBiFeO3をエンド物質とする混晶系での反強誘電状態で、特に後者では4つの既約表現が関与した反強誘電変位の存在を明らかにしている。




  • 金属間化合物相における原子配列の階層性と自己相似

合金における金属間化合物相の中には、複雑な配位多面体から成る配位多面体構造相、2次元および3次元準結晶、さらに準結晶と類似の局所構造を有する近似結晶が存在する。そこで我々は、無理数の数学定数によって特徴づけられる準結晶の自己相似性に注目し、この自己相似性と配位多面体構造や近似結晶に存在する構造の階層性との相関について、その詳細を検討している。








バナースペース

小山-平田研究室

〒169-8555
東京都新宿区大久保3-4-1
西早稲田キャンパス63号館
7階7-01室(小山研)
4階4-20室(平田研)